相手を尊重するってどういうことなのか
相手を認める、とか、相手を尊重する、ってことが腹落ちしていない人が案外多いのだなと思う。自分もね、よくわからないままにいたから、ちょっと私なりに言葉にしてみて、ああそういうことなの、か、な? くらいに思ってもらえたらいいかなと思って書いてみます。わかってる人は、読まなくて大丈夫(笑)
相手を認めるってことは、相手の主張をまるまる受け入れて、自分の主張をひっこめる、ということではない。
相手を尊重する、ってことは、自分よりも上に置く、ということではない。
相手の言うとおりにしなければならないということではないし、もちろん勝ち負けの話でも優劣の話でも前後の話でも上下の話でも、ない。
じゃあどういうことなのか。
それはね、例えば、ただ「そうなんだね」と言うだけのこと。
それだけなの。ただただフラットに、「あなたは、そうなんだね」と言うだけのことなの。
すごいね、も、やったね、も、ひどいね、も、つらかったね、も、そのあとでいい。そもそもそういうのは言いたくなったらでいいし、なんか違うな、と思ったら、別にそのあとは言わなくてもいい。
むしろそこには別に、あなたがどう思うかは入れる必要はないの。そうなんだね、だけでいいの。むしろたいてい、それだけがいいの。
だって、あなたとその人は違う人間なのだから。
そうやって、あなたはそうなんだね、と言ってもらえるだけで救われる人がいる。そしてその人は、あなたの話にも、そうなんだね、と答えてくれるでしょう。
大切なのは、そうなんだね、と言うのと同時に、そのことについて自分がどう思うかを自分の心の中でちゃんと言葉にしておくことなの。相手と同化することなく、自分の考えや気持ちは別物として大切にしておくこと。それを言うか言わないかは次のお話だからね。
そして、大前提として、そこに自分に向けられた悪意があるのなら、怒りを感じてもいいし、そうなんだね、と言わなくてもいいってこと。どうしたらいいかわからなかったら、ただ黙って、何も言わずにいたらいい。
相手を認めること、尊重することが難しいよ、ってこんがらがっちゃっている場合には、ぜひお話ししましょう。お問い合わせからご連絡ください。